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プロデューサー:仙頭武則(SENTO Takenori)
1961年 構浜市生まれ
大学卒業後、大手鉄鋼メーカーに就職。90年に日本衛星放送(WOWOW)に転じ、92年から映画製作を開始。98年に映画総合プロデュース会社「サンセントシネマワークス株式会社」を設立する。カンヌ映画祭3作(『萌の朱雀』(97)、『M/0THER』(99)、『EUREKA(ユリイカ)』(00))連続受賞をはじめ、ベルリン等の国際映画祭で11ケ国81賞を受賞。『リング/らせん』(98)のヒット作プロデュースをはじめ、「ムービーウォーズ」(日本経済新聞社刊)の著作や、『死国』(99)、『弟切草』(01)の脚本執筆などその活動の場も広げている。2001年は、『EUREKA』、『火垂』(00)、『人間の屑』(00)、『ELECTRIC DRAGON 80000V』(00)、『まぶだち』(00)などの話題作が公開された。
本作の第54回カンヌ国際映画祭批評家週間正式招待は、青山真治監督『月の砂漠』(01)のコンペティション部門、諏訪敦彦監督『H story』(01)の「ある視点」部門正式招待と合わせ3部門同時の離れ業で、『M/0THER』、『EUREKA』とプロデュース作カンヌ3年連続招待達成と世界市場を開拓し続ける、日本を代表する国際的プロデューサーである。

監督・脚本:万田邦敏(MANDA Kunitoshi)
1956年5月1日 東京都生まれ
立教大学在学中に、映画監督・黒沢清らと知り合い、8ミリ映画を制作する。
大学中退後、黒沢清監督作品『神田川淫乱戦争』(83)、『ドレミファ娘の血は騒ぐ』(85)に脚本・助監督として参加。一方、T∨ドラマや企業PRビデオの演出、「カイエ・デュ・シネマ・ジャポン」誌などへの映画評論執筆等、多方面で活動を続ける。
96年、仙頭武則プロデュースにより、J・MOVIE・WARS3『宇宙貨物船レムナント6』で劇場映画デビューを果たす。この作品は、日本では数少ない本格SFサバイバルアクションの傑作として、同年の米国エミー賞最終予選選考を通過する。
99年の角川・冬のホラー『死国』では、万田邦実のペンネームで仙頭プロデューサーと共同脚本を手掛けている。

フィルモグラフイ
「四つ数えろ(四つ、あるいは数個の断片からなる報告)」(8mm)‥・1978
「SCHOOL SOUNDS」(8mm)・・・1979
「宇宙貨物船レムナント6」(35mm)・・・1996

音楽:川井憲次(KAWAI Kenii)
1957年 東京都生まれ
東海大学工学部原子力工学科を中退後、ギタリスト、作曲家として音楽の世界へ進出。映画音楽のデビューは押井守監督『紅い眼鏡』(87)。以後、『機動警察パトレイバー』(89)や『Ghost in the Shell/攻殻機動隊』(95)、『Avalon』(01)など、押井監督とのコラボレーションで一躍脚光を浴びる。また、『リング』(98)以降、中田秀夫監督作品を支える原動力として『リング2』(99)、『ガラスの脳』(99)、『カオス』(99)と続けて参加。その完璧な音の世界観に魅了される監督、観客は後を絶たない。

脚本:万田珠実(MANDA Tamami)
1963年 東京生まれ
立教大学在学中に8ミリ映画制作サークルOB万田邦敏と知りあい、卒業後結婚。雑誌編集プロダクションにて校正をするかたわら、99年『死国』の脚本に協力。『UNLOVED』では企画および万田邦敏との共同脚本を務める。

撮影:芦澤明子(ASHIZAWA Akiko)
1951年 東京都生まれ
青山学院大学卒業後、伊東英男氏やCMカメラマンの助手を経て、82年に独立。映画をはじめCMやスチール作品も手がける。主な映画作品に『よい子と遊ぼう』(95)、『ぬるぬる爛爛』(96)、『薮の中』(96)、『林檎のうさぎ』(97)、『タイム・リープ〜あしたはきのう〜』(97)、『火星のわが家』(99)、『守ってあげたい』(00)がある。

照明:金沢正夫(KANAZAWA Masao)
1952年 福岡県生まれ
72年、日活撮影所に入社。助手として100本近くの作品につく。79年、日活を退社してフリーとなり、『”BLOW THE NIGHT!”夜をぶっとばせ』(83・曽根中生)で技師となる。主な作品に『Wild Life』(97・青山真治)、『CURE』(97・黒沢清)、『犬、走る DOG RACE』(98・崔洋ー)、『豚の報い』(99・崔洋ー)、『完全なる飼育』(99一和田誠)、『SWING MAN』(00・前田哲)、『狗神』(01・原田眞人)がある。

録音:細井正次(HOSOI Shoji)
1947年 北海道生まれ
東京スタジオセンターで映画『砂の器』(74)等の仕上げ業務を担当した後、にっかつスタジオセンターに入社。にっかつ時代には、現場録音、選曲、仕上げなど様々なスタンスで録音を担当し、『蘇る金狼』(79)、『セーラー服と機関銃』(81)など多くの作品に携わる。『遠き落日』(92)で日本アカデミー賞録音賞を受賞。94年にフリーとなり『らせん』(98)、『豚の報い』(99)、『独立少年合唱団』(00)、『人間の屑』(00)などの作品を手がけている。

美術:郡司英雄(GUNJI Hideo)
1966年 茨城県生まれ
武蔵野美術大学造型学部基礎デザイン学科中退後、映画界に入る。
美術助手として、井筒和幸監督、岩井俊二監督作品等に参加した後、主にミュージッククリップをデザイナーとして手がける。映画の活動は、98年、是技裕和監督『ワンダフルライフ』で美術監督・磯見俊裕と共同でデザインを手がけ、以降『五条霊戦記』(00)、栗山富男監督『ホーム・スイートホーム』(00)と磯見俊裕との連携が続く。最新作、須永英明監督『けものがれ、俺らの猿と』(01)ではデザイナーとして単独参加。

編集:掛須秀一(KAKESU Shuichi)
1957年 千葉県生まれ
77年に横浜放送映画専門学校(現・日本映画学校)を卒業後、アニメーションの編集助手を務め、81年に独立。89年に編集プロダクション“JAY FILM”を設立する。94年より、コンピューターによる「ノンリニア編集」に、日本映画業界で初めて着手し、以降、同システムにより数々の作品を手がける。主な編集映画に、『攻殻機動隊』(96)、『女優霊』(96)、『萌の朱雀』(97)、『M/0THER』(99)、『人狼』(00)、『独立少年合唱団』(00)、『五条霊戦記』(00)などがあり、主なポストプロデュース映画に、『undo』(94)、『Love Letter』(95)、『4月物語』(98)、『ワンダフルライフ』(99)などがある。


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